環境に優しいとか有害物質を出さないとか言われている電気自動車って、実のところお得なんでしょうか?
経済的な側面でだけで見て行こうと思います。
まず、補助金と税金の免除分を約50万円として、250万円から300万円の車を探してみると
ワーゲンのビートル(239.9万円から349.9万円)
やゴルフ(249.9万円から325.9万円)
プリウス(242.9万円から404.44万円)
CX-5(249.48万円から352.62万円)
そして日産リーフ(315万円から399.1万円)
前のモデルだったら明らかに見劣りしますが新型なら勝負になりそうです。
ここから、
電気自動車はランニングコストがほとんどかかりません。
主な経費としては月2000円の充電カードだけです。
ガソリン車はガソリン代とエンジンオイル交換やエレメント交換の経費が必要になります。
もし3年以上乗るのであれば車検代も電気自動車の倍はかかります(電気自動車はモーターと蓄電池なので整備しやすい。ガソリンほど汚れません)。
ということで5年で売却すると電気自動車にかかる経費をアバウトに計算すると
車検代16万円(7万円)
ガソリン代月1万円と仮定すると、5年で60万円(充電カード代12万円)
エンジンオイル交換代 半年に一回4000円として4万円(0円)
ここでの差額は61万円になります。
それからもしローンで購入するのであれば金利も電気自動車は安いです。
税金の控除もたくさんあります(自動車税が4分の1になったりします)。
これだけみると電気自動車を買ったほうがいいように思いますが、残念ながら電気自動車は
リセールバリューがめちゃくちゃ悪いんです。
あと電気自動車は充電しないと動かないので、充電時間が必要です。
この時間をどう思うかによって購入するかどうか変わってきます。
若い人にはおススメしません(学生は別です。お金がもったいないです。中古のリーフ乗りましょう)。
こうやって比べるとそんなに変わらない気がしますが、もし私が営業でリーフを売りたいとしたら
環境に良いということ
になるし、
ガソリン車売りたいとしたら
リセールバリューと充電時間が無駄
ってことをアピールすると思います。
何年かしたら完全に電気自動車のほうがおススメになっているはずですが、現状で経済的な側面だけみると、まだまだガソリン車やハイブリッド車のほうがおすすめです。