以前書いた記事
アメリカで電気自動車を主に販売しているメーカーのテスラモーターズが2018年8月に上場廃止に向けて動き始めたと発表。
上場するということは、資金を集めやすかったり、信用を得ることができるので、まだ名前が知られていない会社にとってはとっても良いことです。
もちろん株の売り買いがとってもやりやすい。
その一方で、1年で4回業績を発表しないといけないため、めんどくさい作業がたくさんあったり、売り上げと利益が大々的に発表される為、テスラのような赤字が続いている会社にとっては、煩わしいことこの上ないです。
特に、モデル3の生産が軌道に乗っていない時期のメディアからのネガティブな情報は、精神的にきついはずです。
というわけで、簡単に言うと、テスラのイーロンマスクは上場廃止することによって、めんどくさい事言う人に、会社のことを説明することをやめたかったんでしょう。
そのためのお金も確保したとのことですが、約700億ドルものお金どうやって集めたんでしょう?
投資家から全額だったら話は早い。
でも、いろんな人が言ってるのは、ある程度のお金を投資家から集めて、それを元に銀行から融資してもらうやり方。
テスラの現状から見ると、兆単位の借り入れはかなり厳しいと思われますが。
返済できないんじゃないかな?
今までずっと赤字の会社に、兆単位のファイナンスは普通つかないです。
毎年何百億円の利息を払わないといけない可能性があるから。
そんなんだったら、今のままが一番良いはず。
現状では情報が出てないので、これぐらいにしますが、もしお金が集まってなかったら大問題になる。
根拠なく、ただ情報の操作をしただけになる。
すでに米メディアは、米証券取引委員会がテスラに対し不正の有無を調べるための召喚状を送ったと報じている。
上場廃止するんだったら、株価が確実に上がるから、情報を知っている人が不正に儲けていないか調べられる。
いろいろ大変ですね。
でも、こうなったら進むしかありません。
普通の人なら絶対にしないことを天才イーロンマスクはやるから、普通の人には理解できない。
やろうとしてることは、明らかにめんどくさいですね。
でも、上場廃止するタイミングが今っていうことは、ものすごく理解できる。
もうすぐモデル3の生産が軌道に乗って、やっと会社としての利益が出始めそうです。
そうなると、株価が上昇するので、上場廃止するには赤字を出しまくってる今しかないのです。
上場廃止を2年前から提案されていたと、イーロンマスクは言っていましたが、株価的に今が一番良いタイミングなので、時は熟したと思っての発表なんです。
もしテスラが、ナスダックみたいな証券取引所を自前で作ることまで考えていたら、本当に面白いんですが。
やりかねないからこわいですね。
追記
2018年8月24日に株式の非公開化を撤回しました。
なんでも、
取締役会での反対や、
株主が上場維持して欲しいとの声が多かった、
株式の非公開化をする作業がすごくめんどくさい
とのことです。
そんな簡単なことが分かってなかったんですね。
個人のSNSで発表したことだから、訴えられて負けても個人的に支払わないといけません。
これから大変そうです。