テスラが初めて電気自動車を作るとき、初めて手を組んだのがトヨタでした。
テスラはトヨタの工場を買い取り、トヨタはテスラの株式を3%(約55億円)買うことで合意されました。
最初にリリースされたのはテスラのEVシステムを積んだRAV4の電気自動車版です。
(トヨタから発売されてます)
2012年に約550万円でした。航行距離は160kmでした。
でもそんな航行距離では売れるわけもなく、まだインフラ整備もできてなかったので、2014年にあえなく生産終了。
それからテスラは電気自動車を独自で出せるようになり、トヨタは水素自動車を開発しながらハイブリッドを売りまくりました。
(水素自動車MIRAIは今年から量産体制が整いました。ちなみに発売は2014年12月)
2014年以降テスラとトヨタは一切関わることがなく、トヨタはテスラの株を売って約500億円ほど儲けました。
それから時間が経った2016年12月に、ついにトヨタはEV事業企画室を作りました。
もうハイブリッドは環境に対してそれほど優しく無いと判断されて(特に中国)水素自動車が普及する前に電気自動車も作らないといけなくなりました。
そうなったら資金力にモノを言わせてトヨタは作ります。(一説によると開発費は他のメーカーよりもゼロが一桁違うそうです)
現状でもかなり良いものができているようですが、トヨタ初の初の電気自動車は2020年に発売と言われています。
そこで国内では電気自動車のモーター開発でいろいろな動きが出てきました。
国内では、トヨタ・マツダグループ、日産ルノー三菱グループ、日立ホンダグループに分かれています。
バッテリーは完全に外注していますが、モーターに関しては今の段階では自社開発しかないでしょう。
(プライドがあるはずです)
ここから2、3年でガラッとメーカーの勢力図が変わる可能性が出てきました。
なんて言いながら、2020年の段階では車全体に対して電気自動車の普及率は10%いかないでしょう。
2020年ぐらいから電気自動車のラインナップが揃うので、そこから長い間をかけてゆっくりと普及するんだろうなーと予想しています。
その上で電気自動車が普及期になった時、補助金が少なくなる、または打ち切られることを考えると、また難しい問題になって、今度は水素自動車に力が入るかもしれません。インフラ整備次第ですが。
(本当の意味での排ガスが出ないエコは水素なので)