今までホンダは電気自動車や燃料自動車をリースのみで販売してきましたが、今回はちゃんと発売という形でPHVを出してきました。
細かい話でいうと、スピードが140km/hぐらい出るとかいろいろありますが、そこらへんは他のサイトで調べてください。
私はユーザー目線で考えてみます。
何よりも大切なのは、電気だけでどれだけ走れるのか。
カタログによると、電気だけで114㎞走れるということは、実質走れる距離は、アメリカ基準が近いので、日本基準の2割引なので、だいたい90kmぐらい走れます。
また、載せているバッテリーは17kWhなので、私の実感としても、100km近くは走れると思われます。
ただ、車を見た私の感想は、
くるまが長い!!
車体が大きいんですが、とにかく長い。
値段もなかなか強気な588万600円。
ちなみにプリウスPHVは326万1600円から。
もちろん内装は、ホンダのクラリティPHVの方が高級感があり、プリウスよりも載せているバッテリーがはるかに大きいから、その分が車体価格に跳ね返ってます。
また、同じ土俵で販売競争すると厳しいから、少し大きいクラスで勝負しようとしたのでしょう。
商売なので、研究開発途上商品といえど、売れないと意味はありません。
販売目標は年間で1000台と、かなり少なめなのはどうかと思います。
ちなみにプリウスPHVの販売目標は月2500台で、2018年の販売実績で、月約1000台です。
電気自動車に抵抗感がある人には、PHVがおススメなんですが、おじいちゃんとおばあちゃんがナビのシステムをうまく使えるのかな?
しかも、車体が大きいから取り回ししにくい。
ナビなんて、結構扱いが難しいから、車のナビからの電話のような問い合わせ機能は絶対に必要です。
特にホンダのクラリティは、見た目や内装から、若い人が買いそうにないので、特に高齢者対策は必要です。
これらをまとめると、電気自動車やPHVにとって小さな前進のように見えますが(年間1000台ぐらいなので)、インフラ的には大きな前進なんです。
それは、ホンダのディーラーにも急速充電器が設置され始めました。
素晴らしい。
これで日産、三菱、ホンダで急速充電器が設置されます。
あとは、トヨタとスバルで急速充電器ができたら、かなり凄いことになります。
その次の段階では複数の急速充電器設置とか、商業施設や宿泊施設での充電器設置です。
そのような状態になるのは、思ったより早くやって来そうですが。