日産リーフは日本では400kmの走行距離があるとアナウンスされましたが、
日産アメリカの発表では新型リーフは150マイル(240km)走るとアナウンスされています。
知ってました?
ちなみにシボレーボルトは238マイル(380km)、テスラ モデル3は215マイル(344km)です。
日本で発表された走行距離の約6割なんです。
ということは、旧型リーフは日本では280km走るとアナウンスされていますのでアメリカでは168kmしか走りません(涙)
ここでは日本の走行距離の割り出し方を考えます。
まず最高速度が81.6km/hで平均速度が22.4km/hで走行します。
その時にエアコンは使用しません。
アメリカでの走行距離のだし方はLA#4モードといわれていて、
走行パターンはロサンゼルスのダウンタウンを中心としたルートをあさの通勤時間帯に走行した時となっています。
これもあまりスピード出せない感じですがそれでも日本よりだいぶ厳しいです。
平均速度は31.5km/h(日本より7.1km/h速い)で最高速も91.2km/h(9.6km/h速い)。
細かく言えばアイドリング時間とかエンジンの温まり具合とかいろいろ条件があるんですが、
平均時速と最高速だけでもかなり違う。
特に電気自動車は高速巡航に弱いので国によってこんなに違いが出てきます。
もっと言うと、欧州基準にするともっと厳しいです(最高速120km/hで、平均速度33.6km/h)
ということで、2018年8月からは、新しい基準であるWLTCモードというのになります。
最高速が97.4km/h(15.8km/h今までより速い)、平均速度36.57km/h(12.17km/h速い)になります。
ここで少し思いついたことがあります。
新型リーフって当初は来年発表って言ってなかった?
もし来年発表してたら走行距離ってもしかして相当短くなるから、とりあえず今発表できる分だけ発表した?
そんな邪推をしてしまいます。
でも新型になって相当走行距離が伸びたのは事実です。
ライフスタイルによって車を選ぶべきだし、みんなが長距離走行を頻繁にするとは限りません。
車を買うのには予算ももちろんあります。
納期もあります。
メンテナンスや充電時間の長さも考慮に入れないといけません。
何が言いたいかというと、
総合的に見て、
アメリカでやっと勝負できる電気自動車が国産で販売されるけれども、
走行距離の測り方で絶望的に違いが出るよって話でした。