日産火だるまになってます。
(http://www.asahi.com/articles/photo/AS201709290049…より引用)
完成済み車体の検査の件のリコールなんですが、生産を2週間ぐらい停止して原因究明って言ってます。(1ヶ月ぶり2回目)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171019-00000066-asahi-bus_all
この件の最初のリコールでは内部告発ではないと日産側は発表していましたが、今回のリコールは国交省側が内部告発を認めています。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20171021-00000020-fnn-bus_all
何でこうなったか?
さまざまな情報を集めて考えてみたら結論は
完成済みの車の検査っていらなくないですか?
ってことです。
国交省のこの件に関しての考えは時代遅れです。
私でさえこう思うんですから、現場の人間はもっと思っているはずです。
この考えを元にこの検査を軽く見ていたんでしょう。
そして大きな問題になりました。
今回のポイントとしては、この工場って海外向けにも車の生産をしています。
でも、まったく問題になっていません。それは、
無資格者が検査しても海外では大丈夫なんです。そんな決まりありません。
でも、国内では決まりがあるので守らないといけません。
トヨタとかでは絶対に起こらない問題です。
トヨタってカンバン方式が有名ですが、工場では「あんどん」というものがあります。
「あんどん」とは生産ラインで不良が出たときに全ラインに知らせるランプのことです。
ランプが点灯したら全ラインが止まって、原因究明と再発防止策が打たれます。
その間、生産は再開されません。
トヨタではその間に損失があったとしても、不良がある車を出荷した方がもっと大きな損失になることを知っています。
企業風土なのかもしれませんがいい会社です。
ここで日産の企業風土を考えると、
日産といえばカルロス・ゴーンです。
カルロス・ゴーンはコストカッターで有名です。
現場としては予算だけ渡されて、運営しないといけません(どこもそうですが)。
その中で、どうしてもできないことが品質面でできなくなってきたんでしょう。
人件費の高騰、人手不足、人材の入れ替えの激しさからこのような(といったらなんですが)検査が軽視されてもしょうがない環境といわれても仕方ありません。
この中ではやらないといけないことと、やらなくてもいいことの判断をした上で製造ラインを生かすために無資格の人が検査し続けた。
中間管理職は大変ですが、責任は取らないといけませんよね。
目の前の生産ノルマを見て、目の前のちょっと先の問題を軽視していたんでしょう。
(気持ちはわからないでもないですが)
これが日産の企業風土です。組織として完全に間違っています。
ここまでぼろくそにいう理由は、
私の車も(義理の弟の車も)リコール対象なんですが、発表から1ヶ月経ってもいまだに修理の案内が来ていない。
ふざけてませんか?
次は違うメーカーの車買おうかなと思うぐらいです。
乗ってても大丈夫なリコールなのはわかってるんですが、一言ぐらい直接案内あってもいいと思うんです。
(ディーラーから新車で買ってる私がこうなのでほかの買い方している人はどうなるんでしょう)